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健康と医学

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およそ350万人ものウイルス性肝炎患者がいるにも関わらず、薬害肝炎救済法の対象になるのは約1000人になると言われています。
ウイルスに汚染された血液製剤のために、C型肝炎になった患者さんは1万人以上いると言うのに、どうして1000人なのでしょうか?

これには、理由があります。
薬害C型肝炎の被害者であると証明ができなければ、被害者として国に認めてもらえないからです。
医療機関では、カルテは約5年間の保管が義務付けられています。
5年以上前にフィブリノゲン製剤を投与された患者さんは、もしかしたらカルテが保管されていないかもしれません。
カルテがなければ、証拠がないも同然と思いませんか?
カルテ以外の証明は、どのような方法があるのでしょうか。
可能性として、カルテ以外の医療記録や医師・看護師の証言を得ることです。
医師に迷惑がかかるのではないかと思ってしまいますが、今回の訴訟は医師を訴えるものではありませんから、安心してくださいね。

また、フィブリノゲン製剤を納品されていた医療機関のリストが厚生省から公表されました。
全国の新聞に折込みで、広報を配布されたので、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
これによって、厚生省の電話相談窓口は、電話がひっきりなしにかかっているのだそうです。
出産や手術で、大量の出血をして、フィブリノゲン製剤を使われたのではないかと思われる方は、医療機関に問い合わせてみてはいかがでしょう。
さらには、C型肝炎の検査を受けることをおすすめします。


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薬害C型肝炎の被害者の方たちが薬害の責任を認めてもらおうと立ち上がったのは、約5年前。
国と製薬会社を相手に立ち上がりました。

今から約40年も前から25年間もの間、ウイルスに侵された血液製剤を投与されてC型肝炎になった方達です。
「どうして今になって?」と思うでしょう。
実は、C型肝炎というのは、とても長い年月をかけて症状をあらわすのです。
C型肝炎になると、治療に専念しなければならない期間があり、仕事を休まなくてはいけません。
また、インターフェロンの副作用による体調不良で、仕事を辞める方もいらっしゃいます。
治療費はとても高額で、高額医療費で戻ってくるとはいえ、度重なる治療の負担に、途中で治療を断念せざるを得ないのも納得がいきます。

今回の訴訟に関わっている方達は、先に述べた血液製剤のフィブリノゲン製剤という止血剤を投与されてC型肝炎を発症されています。
このフィブリノゲン製剤を、製造販売した製薬会社の責任、そしてこの製造を承認した国の責任が問われたのが今回の訴訟問題です。

辛い状況で戦ってきた甲斐があり、2008年1月11日、薬害肝炎救済法が成立しました。
とはいえ、いろいろな条件があるので、まだまだ全てのC型肝炎の患者さんが喜べるような内容ではありません。
さらには、原告側に自分が適合するのかどうかさえ、判断するのが難しいようです。
薬害C型肝炎の訴訟問題は、まだまだ始まったばかりなのかも知れません。


C型肝炎と診断されたら、頭の中が真っ白になって何も考えられないかもしれません。
この先、仕事や家族はどうなるんだろう・・・そんな風に思い勝ちです。
しかしC型肝炎でも、普通に生活している方は大勢いらっしゃいます。
しかも、完治することだって今では普通のことなのです。

まず健康な人と同じように働くことができるのかどうかは、気になるところです。
もちろん、重労働や不規則な生活を強いられるような職種は避けなくてはいけません。
規則正しく、睡眠時間がたっぷりと取れるようならば、仕事を続けることが出来ます。

むしろC型肝炎の治療には、高額な治療費が必要なため、働きながら治療をする方がほとんどです。
もちろん、治療のため通院しながら働くことになりますから、会社の理解も必要です。
しかし残念なことに、C型肝炎であることを打ち明けると、周りの理解が得られない話も耳にします。
C型肝炎の感染経路は、血液です。
万が一、怪我をして出血しても、血液に触っただけでは感染しないことを、知っておく必要があります。
日常の生活の付き合いで、感染することはありませんから安心してくださいね。

若い方がC型肝炎を発症すると、結婚についても気になるところですね。
性交渉でC型肝炎が感染することは、全く無いとは言い切れませんが、まれな事だと言われています。
また、出産による子供への母子感染率は10パーセント以下ということです。
もちろん、一緒に生活するのですから、その他の部分において感染しないようにする注意は必要ですね。
パートナーとなる方が理解してくれるように、正しい知識を身につけて、納得いくまで話し合いましょう。
あきらめる必要なんて、全く無いんですよ。


C型肝炎であっても、全ての人にインターフェロンが使われるわけではありません。
よく毛染めやパーマをかける時に、パッチテストというのをしますが、インターフェロンにおいても同様のテストを行います。
その際、皮膚が赤く腫れると、過敏反応ありということで、インターフェロンの治療を受けることができません。
また、過敏反応は出なくても、今までにインターフェロンの治療を行ってひどい副作用にみまわれた方も、受けることができません。
しかし、回復することができるくらいの軽いアレルギー反応であれば、間隔をあけたり薬の量を減らすなどして、インターフェロンの治療を受けることが出来ます。

さらには、C型肝炎を患っている上に自己免疫性肝炎を発症している方もインターフェロンの治療は行われません。
自己免疫性肝炎とは、40代以上の女性に多く、原因不明の慢性肝炎です。
この病気の方がインターフェロン治療をすると、肝臓の障害がひどくなると言われています。

肝臓病には漢方薬が効くというのを聞いたことはありませんか?
全身がだるくて食欲がない時などに用いられるもので、特に有名なのが『小紫胡東』というのが有名です。
飲んでいる方もいらっしゃることでしょう。
もしも、インターフェロンによるC型肝炎の治療を考えていらっしゃるのならば、すぐに飲むのを中止してください。
なぜなら、『小紫胡東』とインターフェロンが重なると、間質性肺炎をひきおこすことがあるからです。
また、肝硬変を患っていて血小板が少ない方が『小紫胡東』を飲んでも、間質性肺炎になると言われています。
思い当たる方は飲まないようにしましょう。


C型肝炎に、インターフェロンの治療が最も効果的だと言われています。
しかし、ウイルスの遺伝子がインターフェロンに向いていない場合は、どうしたら良いのか疑問に思われることでしょう。
C型肝炎を治療する上で、一番大きな目的は癌になるのを防ぐことです。
たとえウイルスがなくならなくても、肝機能が正常に働いていれば、癌になるのを遅らせることは出来ます。
そういった意味では、ウイルスがなくならなくても、わずかでもウイルスの減少を感じることが出来るのであれば、インターフェロンの治療を続けることは大切でしょう。

しかし、例外があります。
例えば、ウイルスの量も少ない高齢のC型肝炎患者の場合は、インターフェロンを使って副作用に苦しむことを考えたら、むしろインターフェロンを使用しないほうが良いと言われています。
なぜなら、C型肝炎はとてもゆっくりとした速度で病気が進行していくからです。
慢性化していなければ、20年は普通の生活を送れることが出来るのです。
とはいえ、何も治療方法が無いわけではありません。

では、インターフェロン以外にはどのような治療方法があるのでしょうか。
インターフェロンを使わない場合は、ウルソという飲み薬と、強力ネオミノファーゲンCという注射薬を用います。
これらの薬を使って、癌になるのを遅らせるのです。
もちろんウイルスを無くすことはできませんが、この治療方法を続けて生活している方は、たくさんいらっしゃいますから安心してくださいね。


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